ホンダのN-ONEが車検入庫しましたので、少しホンダのNについて語りたいと思います
まず、Nって何?ってことなんですけど、これだけN-BOXが売れてますので今となっては違和感ないですが、なんでNなの?と良く聞かれました
3代目N-BOX
NEW NEXT NIPPON NORIMONO (にゅーねくすとにっぽんのりもの)
なんじゃそりゃ??
ってなりますよね、、
でも、この『NORIMONO』がミソなんです
それがコレ
N360 1967~1971
みなさんは、「Nっころ」って聞いたことありますか、ホンダが初めて販売したファミリーカー(乗用軽自動車)です。
このN360「Nっころ」のNがNORIMONO(のりもの)のNでありNシリーズの原点でもあります
それまで、バイクメーカーだったホンダですので、エンジンも高出力高回転、最高出力31PS/8,500rpmをマークする当時の軽自動車としては異例の高回転型エンジンでした。(当時の軽自動車は20PS前後)最高速度115 km/hも当時の軽乗用車では最高水準で驚異的!!
それもそのはず、なんとバイクのエンジンをもとにつくった車です
もとになったバイクがコレ
DREAM CB450 1965~1974
もとになったバイクはこれ 『オートバイの王様』ことCB450 ホンダ初のDOHCエンジン このエンジンの腰上を360㏄SOHCにスケールダウンし使用、なんともホンダらしい考え!!
初期物のK0はタンクの形から「クジラタンク」と言われてました
本田宗一郎さんが開発段階で、インパクトがたらないとクレイモデルのタンクの上に粘土を盛ったというエピソードがあります、、たしか
余談ですが、私も昔乗っていました
1970年型のK1です
そしてN360のエンジンがコレ
言われてみれば空冷フィンなど、なんとなくバイクっぽいエンジンですね
N360は、1967年の発売後3年連続で販売台数トップに君臨します
最終NⅢにマイナーチェンジをし後継モデルにバトンタッチします
Z 1970~1974
リアウインドウ「エアロビジョン」が特徴的で『水中メガネ』って言われてました
初代Zは後継というよりは、派生車的な感じ(N-ONEでゆうところのN-WGN?)
マイナーチェンジで空冷から水冷エンジンに
なんともファストバック的なクーペスタイルがスタイリッシュですね
そしてN360後継車
初代ライフ 1971 ~ 1974
このモデルより水冷エンジンになります
ライフステップバン 1971~1974
『Drスランプ』(アラレちゃん)にでてきたこともあり、子供頃に強烈な印象がありました
ステップバンはN-BOXなど現代の軽自動車のスタンダードな形になるハイトワゴン系の先駆けでした、生まれてくるのが早すぎたホンダらしい車です
ライフピックアップ
なんと軽トラもラインナップしてました
ちなみにホンダが初めて販売した車は
T360 1963年8月1日に発売された
日本初のDOHCエンジン(しかも4気筒360cc)搭載した4輪車で且つ、ホンダ初の4輪自動車
軽トラなのにハイスペック
なんか色々と遠回りしましたが
ホンダNシリーズは、ホンダ乗用車販売の原点であるN360をオマージュし軽自動車NO1を奪取しようとした原点回帰の意味もあったのです
N-ONEが発売された時は、昔『Nっころ』乗ってから懐かしくてとN-ONEをご購入いただくお客さんがいました
内外装ともにオマージュした感じが見受けられます
N360やステップバンは、今のところありませんが、リーカスが所属するリョウシンHDグループには、ホンダカーズ三重東というホンダディーラーがあり、新車はもちろん、良質な中古車NーONEをはじめNシリーズ他ホンダ車をご紹介できます
輸入車のみならずホンダ車もお任せください!!
おまけ
N-ONEのオプションであたった「OBRUT」のステッカー
「OBRUT」
これは前の車のバックミラーで見ると「TURBO」に見える反転ステッカー
80年代に流行ったステッカーですね、、
前の車を威嚇する効果があったとかなかったとか、、笑
先駆けになったのはBMW2002 通称マルニー
BMW 2002ターボ 1973
オイルショックのあおりで消えた世界初のターボ市販車
生産台数1,672台
今日はここまで!